2010年08月22日

キャタピラなぎさ

先日の「トオリヌケストリート」で最近元ちとせが歌った「死んだ女の子」の原曲が流れていました。
僕はこの歌は知らなかったので、むしろ元ちとせの歌で初めて聴いたんですが、これは映画「キャタピラー」の主題歌であるらしい。

そういえば最近、寺島しのぶが賞取ったとかで騒いでたのは、この作品であったか。

そこではた、と気付きました。
僕はこの「キャタピラー」って言う映画を〝無限軌道でお馴染みのキャタピラー社のお話なのかな〟くらいで流してしまってたんですが、寺島しのぶが出てるんなら邦画じゃん。違うじゃん。

ということでチェックしてみましたら、(戦争で手足を失って帰ってきた傷痍軍人とその妻の物語)というプロットを見て、〝んあ?これゃあ江戸川乱歩の「芋虫」じゃあねえかい〟と。
っちゅうかそういえば「キャタピラー」ってまんまだ。

そんな訳で、たぶんもの凄く今更ながら、これが「芋虫」の映画化であると知った僕でした。
最近、劇場に行くいろんなステータスが不足しているため、新作のチェックが甘くなってるのはやむなし。

映画「キャタピラー」は反戦映画の体裁で撮られたようですが、「芋虫」は極限下で歪められた愛の物語。
密室に秘められた心理の残虐性に犯されてゆく、女の生々しくも哀しい物語です。

以前「乱歩地獄」でも映像化されてますが、見たはずなのに全く記憶に無いところを見ると、イマイチだったのかな。

今回の映像化がどれほどに乱歩テイストを再現するかは不明ですが、原作の雰囲気をつぶさに理解するならば、やはりこちらの丸尾末広の漫画版をオススメします。



もう一発ですよ。  

Posted by チェリー2000 at 18:26Comments(2)映画