2010年11月28日

(女)体のひみつ

学校の保健体育の授業で教科書を見た際に、未知の明確なデータが示される点に感心しながらも、現実に生々しく思春期の日々を過ごしている少年少女たちには、核心に触れないもどかしさと、大人の遠慮が透けて見えるさまを妙に可笑しく感じたものではないでしょうか。

そんな保守派の建て前のために〝自分は変なんじゃないか〟などと塞ぎ込んでしまう子供たちも少なからずいると聴きます。

そんな青春モラトリアムに、ぜひ副読本としてこの一冊を。
「ウーマンズボディー」

誕生から晩年にまでおよぶ、女性の肉体・精神的変遷を様々な統計の元、学術的に記された女性の体の情報がてんこ盛り、略して女体盛りな一冊です。










たとえばマスターベーションにおけるイメージの統計。
すなわち〝あなたのオカズ、なに?〟という質問に対する回答の統計。
「異性愛」はもちろん「同性愛」もそれほど驚くほどのことはありませんが、なんと「サドマゾ」はおろか「動物との接触」なるものまであるのです。しかも4%!意外と多い!
これは教科書には載ってなかったなぁ。
っていうかこの歳になって初めての認識です。

たとえば初めての性的興奮の原因の統計。
ようは〝性の目覚めのきっかけ〟の統計。
これは「深夜の馬鹿力」の「空脳」からのスピンオフ「性」のコーナーでも詳細な例を聞くことが出来るため、その多様性は言わずもがな、というところです。
と思ってたらここにも出てきたよ「動物」!

他に「化粧」「整形」「部位による無駄毛処理法」など、リアルに中高生女子の関心事を直撃すると思われる知識を、あくまでアカデミックに解説しております。

日常の中でしばしば、銭湯における男・女脱衣所の隠蔽率の差、公衆便所における隠蔽率の差、映画やドラマなどの映像で男児と女児の性器に対する隠蔽率の差などから、男性性を「陽」女性性を「陰」とする意識のありようを感じます。

古い差別意識が現在では実質的な力関係の変化によって、ついにはお互いを不自由に拘束してしまっているのじゃないかと考えるとき、恐れも侮蔑も必要ないのだと、あとけっこう動物好きだって事を教えてあげるべきではないか、と思うのです。

ぜひ教科書に取り入れていただきたい!  

Posted by チェリー2000 at 16:40Comments(0)古本屋