2011年04月30日

トータル・リコール

「GWはもともと映画業界の宣伝文句だった」

誰もが知ってて、すでに言うのが恥ずかしいレベルの雑学を披露しましたが、ウチはGWも変わらず営業しています。
そして例年からすると、この時期はさっぱりおゴールド様が落ちてきません。

正直、休んじゃっても変わらん、むしろ店以外のことをやったほうがナンボか甲斐があるってところなんですが、基本曜日どおりでやってるので、その方針のままでやってます。

暇に飽かせて、先日の市会で存外に落札できた本をボチボチ整理。

ウチのひと棚に事件・ノンフィクション系があり、あくまで面白半分の興味本位で好きなので作った棚ですが、ここはあまりライバルが居ないみたいで、安定して仕入れが出来てしまうのです。

そんなくくりを見つつ解きつつしていた中から一冊。

「ブレンダと呼ばれた少年」

「ブレンダ」と聞けば、誰もが映画「ガンヘッド」で突然の棒読み日本語〝アマエンジャナイヨォ〟を発したハリウッド女優、ブレンダ・バーキを思い出すこととおもいます。
つまりブレンダは女名前。〝少年〟とはあきらかに馴染まない。
島津ゆたか「ホテル」で、黒い電話帳に不倫相手の番号を男名前で書いてあるように、このタイトルからして事件を感じさせます。

内容についてはアマゾンから転載するので、興味のある方は以下を適当に。

内容(「BOOK」データベースより)
1967年、アメリカで包皮切除手術に失敗した8ヶ月の双子の男の子のひとりが、性科学の権威、ジョン・マネーの勧めによって、性転換手術を受け、ブレンダという名前で女の子として育てられた。性転換をすれば、女性の生殖機能を持つことができ、正常な性生活をおくれるとマネーは説得したが、実は、ブレンダは「性別の自己認識は環境的要因によって決まる」というマネーの理論を裏付けるための格好のモルモットとして利用されたにすぎなかった。マネーは、この症例を医学ジャーナルに発表し、自説の正当性を主張し、キンゼーレポート以来の偉大な発見としてセンセーションを呼ぶ。だが、少女となった男の子のこころと身体は、成長するにつれ重大な危機を迎える…。


事故と思惑に翻弄され、仕組まれた性同一性障害。
しかし遺伝子が憶えていた本来の性を求める声に従い、アイデンティティの崩壊と戦う物語は、ある意味P・K・ディック的。

ディックの場合、たいていロクでもない結末になるんですが、こちらはそれなりに落ち着くところに落ち着いたようです。
チラ見しただけなんで、詳しくわかりませんが。

祝日とかどうせ忘れちゃうから曜日どおりの営業でイイや、と思い出すことを放棄している当店にて販売中です。  

Posted by チェリー2000 at 15:16Comments(2)古本屋