2012年04月06日

モンドセレクション金賞

普段は文芸作品にしか興味がないハイソ趣味でおなじみの僕です。
それはもう、米雑誌「ハイソサエティ」を原語で嗜むほどのハイソぶりが、近寄りがたい雰囲気を醸していると言われがちな程です。

しかし、何ごともバランスが大切ということで、時には下世話な作品を摂取するよう心がけたりするものです。

という訳で、今回ご紹介するのが「イルザ アラブ女収容所 悪魔のハーレム ヘア解禁リマスター版」。
長いタイトルで作品内容の全てを語ってしまうという手法は、この後「土曜ワイド劇場」などで取り入られているかは知りません。

この作品、「女拷問人イルザ」シリーズの第二弾で、最初「イルザ ナチ女収容所/悪魔の生体実験」とよくある〝ナチもの〟として出てきたみたいなんですが、ダイアン・ソーン演じるイルザがうまくキャラ立ちしたのか、これといった説明もなくアラブの石油王があちこちから女を拉致して作り上げたハーレムの調教師兼腹心といったあたりに滑り込んでムチと権威をふるっています。

ヤコペッティの「世界残酷物語」に代表される似非ドキュメンタリーを称して呼ばれるモンド映画の一分家のようで、パケ裏には〝エロモンド史に残る〟と書いてありますが、日本で言うところの「徳川女刑罰史」に相当するジャンルであり、そんなものの歴史自体が、それほど勿体ぶって残すほどのもんじゃ無いじゃんって気もします。

ただ、この手の劇場男女比率100対0映画は現在のファミリー&女性客至上主義の日本ではまずスクリーンにかかる事はなくなって久しい点は憂うべき問題だと思いますが。

ちなみにこのアラブ編でヤンキー色男の色仕掛けに篭絡されたあげく失脚、監禁されてしまうイルザ姉さんですが、この後「イルザ シベリア女収容所 悪魔のリンチ集団」で、例によって脈絡なく当時のソ連で収容所長の役職についています。


さあ、くだらないクズ映画も観たことだし、今度は米雑誌「ハスラー」でも原書で嗜むことにしましょうか。
何ごともバランスが大事ですからね。  

Posted by チェリー2000 at 22:33Comments(0)DVD