2012年10月13日

友ありて

〝まっすぐに ノコ引くことの 難儀さよ〟

とは、僕ことクォーター俳人のチャールズ・与謝蕪ロン村が、ノコギリで木を切ることが素人にとって如何に難しいかを、素朴に表現した事でお馴染みの一句ですが、この句を詠むきっかけとなったと伝えられているのが、この本箱なのです。



ご覧のような二段三連本箱が





棚板を正面に移すことで、マガジンラック形態にトランスフォームするという機能性本箱。

発想自体は単純なものですが、これがいざ形にしようとすると図面どおりには行ってくれません。

それは単に設計段階で考慮が足りなかったり、見落としがあったりといった、根本的なミスもあるのですが、製作段階で問題が生じるケースとして、〝設計通りに部材を切り出せなかったが故に、他の部材との組み合わせに生じた歪みを修正しながらの作業〟という困難にぶち当たってしまうことがあるのです。

手を加えれば加えるほど、修正箇所がさらに増えていく不安に駆られながらの作業は、いつ崩れるともしれない暗闇のトンネルを、もはやアテに出来ない図面を頼りに突き進む高倉健主演「海峡」状態。

〝もうダメかもしれん…〟と思いながらも修正に次ぐ修正の結果、あちこちガタガタで見栄えしないながらも、なんとか無理くり形にしました。
MDF材のため、防水の意味でも塗装をするつもりなんですが、塗膜の厚みぶんでまた計算違いが出やしないかと欺瞞を払拭できていません。

とはいえ本番までもう時間もないので、見切り発射で二号機に取り掛かり始めます。
本来は仕切りごとにラック型と本箱型に変えられる予定だったのを実現できなかったので、改良を施して設計し直しました。

技術的にも多少コツを掴めてると思うので、もうちょっとキレイに仕上がるんじゃないかという予定。
  

Posted by チェリー2000 at 18:23Comments(0)よもやま!