2012年10月31日

急行10分の旅

近頃じゃ電車自体あまり乗らないライフスタイルになりましたが、さらに久しぶりに阪急に乗るとなんだか客層が違う気がします。

たしかに、市営地下鉄ではほぼ地元民のみが小さくぐるぐる混ぜられてる感じなのに対して、阪急沿線となればだいぶとミキシングのストロークも大きくなるのは道理です。

手をついて崩れかかった姿勢で虚空を見つめ続ける中年ハゲデブメガネのヘレンも真っ青、4重苦おじさん。

柄物の網タイにエナメルぴかぴかのハイヒールにタイトスカートで「氷の微笑」ばりに大きく足を組む女。顔は広瀬香美。

空いた座席に打ち捨てられた人形のように身を投げ出して座るや、荷物にぐったり直角に首をもたげて寝るおかっぱガール。

紫のニット頭巾をすっぽりかぶった姿が尼さんもしくは泉アツノを連想させる女は、動作のイチイチが妙にスローモーで、ちんと腰掛けるとぱりぱりと袋を鳴らしながら焼き芋を〝むふり もふり〟と頬張り始める。


市営地下鉄の乗客は通勤にありがちな、ギスギスした苛立ちを帯びてすらいるように感じますが、阪急の昼下がり客には旅人のたたずまいがあり、なんだかこのまま西日暮れることのない線路を永遠に走っていきそうな、寺山修司的な、つげ義春的な、ウルトラQ的な気分になってくるのでした。

  

Posted by チェリー2000 at 20:16Comments(0)よもやま!

2012年10月28日

心目覚め翼広げて、旅立つ日

雨足がかなり強かったので、今日はもう諦めてまったりしてようと思ってたら、開店一時間であっさり上がったので遅まきながら通常営業モードに変更。

内職の段取りを考えていたのですが、お客さんも多少入り始めたので、これはこれで正しい判断か。
結局日が暮れてから雷がやってきたので、100均棚は先にしまってしまいました。
直後に大雨も来たので、これはナイス判断と言わざるを得ますまい。

現状まだ開けてますが、どうせ日曜は六時回ると人居なくなるので、もうちょっとして天候が落ち着いたら閉めるとしましょう。

この季節は割と僕にしてはやる気モードなのですが、だいたい間違った方向にやる気が向かうので、こいつを軌道修正するのに毎度手こずります。

とりあえず明日は近代資料会特別市があったと思うので、これにいってバイトして、その後日本橋行って余計なことに手を出す感じになると思います。

まっすぐ帰り道をたどれない性分なんですね。  

Posted by チェリー2000 at 18:53Comments(0)よもやま!

2012年10月26日

山ひつじは眠らない

大阪古書組合公式キャラクター・コショタンのグッズが作られました。

こんな酔狂なことをやってるのは大阪古書組合だけだと伺います。
どうせ馬鹿なら、乗っかってみようじゃないかということで、ポップとかコショタンバージョンの値札とか作って展示してみました。




クリアファイルとずた袋二種、全部買っても千円しないお手頃価格。
古本屋のグッズという珍しさだけで買っても良いかもしれません。


ゆるキャラブームに乗じてガチガチに狙いすまして、全くゆるくない企画の下に生まれたコショタンをゆるキャラと呼ぶのはいささか違和感なくもありませんが、羊だけど紙を食う、しかも古書組合の販促キャラでありながら古本を食っちまうという設定的な緩さは持ち合わせています。
  

Posted by チェリー2000 at 21:21Comments(0)古本屋

2012年10月24日

美味しんぼたちの挽歌Ⅱ

深夜。
小腹が減ってしまうが、眠気と明けてからの予定を考えれば玉出まで行くのは辛い。
そこで急遽、今週は労い週間という事にして、久しぶりに近くのなか卯に。

あまりの往来のなさ故か、夜中になると看板の明かりを落としてしまい、営業してなさそうに見えるそのなか卯も、意外と見ているとちょこちょこ来客があります。
むしろウチより客数あるじゃないか、とやや絶望的な気分になるも、とりあえず親子丼をオーダー。

出てきた親子丼は青ネギも刻み海苔もない、卵と鶏肉で全体に黄色っぽいどんぶり。

なんだこのやる気の無さは!と思ったがやっぱり美味い。

もう鶏肉と卵を出汁で煮たら、どうやっても美味いんだな。
チキンイーターを副業とする僕は丼鍋の購入を決意しました。


秋も急激に深まって、すこぶる体調もいいこの頃ですが、熱いお茶が美味しくなるのもまた嬉しい季節となりました。
ところで夏向けに買った麦茶パックがひと夏では中々使い切れない、という事がないでしょうか。

そんな時には是非ホット麦茶を試してみてください。
香ばしさが増して、また格別の風味が楽しめます。

まあ僕は夏真っ盛りでもわざわざ冷たい麦茶をレンジで温めて飲んでたので、今の季節ならではという感じはないのですが。
  

Posted by チェリー2000 at 19:41Comments(2)よもやま!

2012年10月24日

美味しんぼたちの挽歌

忙しかった時期も過ぎまして、後片付けやら、作業等の残りがありつつも、いつも通りの日々が徐々に戻ってきております。

今月は例年の秋に比べると、ちょっと勢いありませんでしたが、店以外で稼げたので、なんとかなりそうかなぁって感じです。
商売は不安定なものだから、常に収入のチャネルを幅広く確保しておいたほうがいいのは理解していますが、その確保ってのが現実にはなかなか状況が許してくれないので難しい。

まあ何はともあれ、頑張って稼いだ自分を労わんとちょっぴり贅沢、100均でカップ麺を買いました。
しかもふたつ。

100円(税抜)の何が贅沢かというと、確かにいかにド貧乏人の僕をもってしてもなんという事は無い金額ですが、カップ麺なんてものは保存食としての機能性と、お湯を注ぐだけ&洗い物が出ない簡便性以外、積極的に評価できる所がない、すなわち僕的には楽できる事こそがカップ麺の一番の売りなのです。

しかし、長年の一人メシ暮らしをしていますと、調理技術はたいして向上しませんが、手抜き技術はグッと伸びます。
ましてや食事に無頓着な僕となりますと、それはもう見事な豚の餌を常食してしまう訳です。

スーパーの半額になったパンとか寿司とかは、単純に普段食べつけない物を食べる贅沢なので、金額的に多少エンゲル係数を引き上げるものでも納得できるのですが、豚餌イーターの僕にとってカップ麺にはその説得力がないのです。

久しぶりに自分で買ったカップ麺の感想を書こうかと、ここまで進めてきましたが、読み手にとって最高に食付きの悪いネタである事に気付いてしまったので、この話はここで打ち切り。

料理とは打って変わって、頑張って丹精しました新型本棚の仮設画像でお茶を濁すとします。

ぎっしりでなく、ざっくり、雑多な物を置く予定です。




とどめはどり蔵でくだらないカップ麺話は忘れていただくということでよしなに。  

Posted by チェリー2000 at 00:03Comments(0)よもやま!

2012年10月21日

即売会終了

江之子島の即売会、無事といっていいのか疑問もありますが、とりあえず終了しました。

無事でない点としては、やっぱり案の定、例の本箱の例のパーツが崩壊してしまっていたそうです。
まわりに迷惑をかけてしまいましたが、売り上げは僕含め思っていた以下という事は無かったようで、皆さんそこそこいけてた感じでした。

今日は早仕舞いしてしまったので、片付けとか適当にうっちゃって、のんびり過ごそうかなと思います。

それでは皆さん、お疲れ様。  

Posted by チェリー2000 at 20:57Comments(0)古本屋

2012年10月20日

ドリフト

今日最初のお客は「漂流教室」を全巻立ち読みしていった。
気を使ってか、300円の本を買ってくれました。

何きっかけかは知らないけれど、特に迷いもなく手にとっていたので、思うところがあったんでしょう。
ありゃあ読みだしたら止まらんからな。
読め読め、読むが良いわ。

立ち読み推奨という訳じゃないですが、面白いと思う本が読まれるのは悪い光景ではありません。
300円の本買って木戸銭がわりにするなら、漫画喫茶でも良いような気もしなくもないけど、とはいえただただ立ち読みされるよりは、100円の本でも買ってもらえたほうが、こっちとしても気は心というか、穏やかに受け入れられる面も正直あります。

コストパフォーマンス的な事とかは、各人の都合なんかもありますから一概に言えませんし。

ちなみに立ち読みも禁止していませんが、文庫棚の土台部分が腰掛けになっているので座り読みも可能なのはここだけの話。
ただし棚は強度ないので、もたれないようにヨロシク。
クッションでも敷こうかと思ってたのですが、一番下段の本が取りにくくなりそうなのでやめてます。


10月は季節的には読書シーズンで売上も伸びどきなハズなんですが、なぜか今年の秋はパッとしません。
さすがにバイト代が入ったから、まあ何とか予算には達するでしょうが、はたして来月はどうなる事やら。

まあ、意外と寒くなってからグッと伸びるなんてことにならないとも限らないかもしれないし、もとより不安定なものなので気に病んでも始まりません。

とりあえず、僕的にはこれからは動きやすくなるので、ぼちぼち在庫整理とバイトでもやりながら生き残り策を大友くんばりに試行錯誤していく所存です。  

Posted by チェリー2000 at 21:00Comments(0)古本屋

2012年10月19日

峠を越えて

江之子島の即売会が始まってますが、搬入済んだので基本的に平常営業。
まったりしております。

懸念であった本箱の強度も、全体としては大丈夫そうですが、輸送の都合で接着しなかった二号機のフロントバーがやっぱり外れやすくなってること。
一号機は設計ミスから接着しない方式に切り替えたため、ホゾを長くとって摩擦係数を高めることである程度耐えられるように補強してあるのですが、二号機は接着前提のためホゾが短く、裏からの圧力に弱いのです。

なので映画パンフはあまり手前に倒さないように見ていただけるよう願っています。

問題を起こさずに会期が終えますように。

ちなみにこの即売会は会場の都合で夜は9時まで営業してるそうです。
場所柄から見ても7時超えて人が訪れるとはちょっと思えませんが、そういうものみたいです。

最終日の日曜は六時で終了。
ウチも六時で閉めて搬出に向かうか検討中です。  

Posted by チェリー2000 at 19:58Comments(0)古本屋

2012年10月18日

江之子島作戦

予告通り、六時ちょっと超えての営業開始。

明日から始まる「阿波座エノコジマ古書ノ市」の設営のため、生憎な天候の中なんとか難所であった搬入作業を終えました。
なにしろ初めて行くところで、そのうえ本来より苦しい荷物の積み方になってしまったため、事前にグーグルマップで確かめた道と違うルートを使ったのでちょっと迷ってしまい、おまけに確認のためにポリスメンに訊ねたら、結構離れてるような感じで教えられる。

〝やっぱり知らん道程を勝手にアレンジしたらいかんなぁ〟と反省してると、10mほど行ったところでグーグルマップで見た光景にデジャヴったので元のルートに復帰できました。

ポリスメンがええ加減なフカシこいたのかどうかは定かではありませんが、少なくとも僕の理解の通りに行ってたら、さらなる迷子になっていたであろう事を思うと、グーグル様々です。


到着してみると実際の売台は思ってたより小さかったので、こりゃあんがい丁度いいくらいの荷物量だったかな、と思ったら、実際並べてみるとやっぱり少なかった。

まあもう今回は商売うんぬんより、急ごしらえでテストの出来てない本箱がぶっ壊れないでいてくれればそれで大成功としたい、そんな気分です。
  

Posted by チェリー2000 at 19:45Comments(0)古本屋

2012年10月17日

明日は6時から

困ったことに大雨です。
今日、もうひと荷物持ち込んどこうと思ったのですが、そうそうに諦めて明日の設営時に持っていく分で全部ということになってしまいます。

一応、あすの営業開始は6時からの予定ですが、現場に行った事がないため、実際どれくらい時間がかかるかわからないので、ひょっとするとダメかも知れません。

今回ウチは品揃えはあまり良くない事になりますが、まあ「約100人の本棚展」も同時開催で数に関してはむしろゲップが出るくらい本が並んでるでしょうからそっちはお任せということで、質はわりと粒ぞろいなので覗いてみる価値はあるんじゃないかと思います。  

Posted by チェリー2000 at 20:18Comments(0)古本屋

2012年10月17日

ロマンティックあげるよ

今週末より、わたくし、ぷれこぐ堂もうっかり参加しております「阿波座エノコジマ古書ノ市」が開催されます。

秋はヨガの眠りが訪れるため、先ごろまでの四天王寺の古本まつりバイトから引き続き、あまりゆっくり眠れない生活から抜け出せないため、疲労が後悔と苛立ちを生み出しがちですが、いよいよ締切が迫って来ると〝来週の今頃は全部終わってのんびりしてるさ〟と、時の無常を逆手にとって開き直りの境地に達します。

とりあえずいったん引き受けた以上、やれるだけの事はやろうという事で、本箱制作は昨日で目処も立ったし、今日は商品の搬送に当てることにして、アマゾン段ボールに詰め込んで出撃する段取りに。

が、やはり無理が祟ったか、注意力or体力が欠けてたようで、運搬車の段取りをしてる最中に普通のチャリにドンケツかましてしまい、倒れたチャリのハンドルがおもむろにすりガラスに突っ込んでしまう惨劇をおこしてしまいました。

以前、隣のガラス屋さんに〝すりガラスはもうあんまり扱ってないから、破らんようにしいや〟と言われていた事をやらかしてしまいました。

とりあえずその場で隣のガラス屋さんにガラスを発注。
落胆の中、荷物運びを終えて帰ってきてからガラスを入れてもらいました。

けっきょくすりガラスは無かったので、柄タイプに。
ガラス屋さんは我慢してと言っていましたが、別にこだわりもないし、実際店開けてる時は100均棚でほとんど見えないし、なんなら発注する直前までアクリル板でもいいんじゃないかと思ってたくらいだったので、入ってくれりゃ文句ありません。
お値段2500円也。

準備段階で既に経費がさらに上がってしまいました。

使わんでいい2500円を使ってしまった事を、〝2500円あればあれが買えたのに、あと千円足したらあれが、5000円足したら、一万円足したら…〟と、もはや原型無い程までに、これでもかと引きずり渋っておりましたが、それもつまらないので〝2500円で3年半雨風しのいでくれたならむしろ超お得!〟と思うことにしました。

底辺街道を渡り歩くには、見送りが自分に向いてると思い込むイスカンダルに旅立つ男たち並みにロマンの欠片が必要なのです。  

Posted by チェリー2000 at 00:00Comments(4)よもやま!

2012年10月14日

メイド・イン・ジャパン

〝爪が伸びている 親指が特に 伸ばしたい気もする どこまでも長く〟 とは「たいくつ」における井上陽水のいつもの妄言な訳ですが、もちろん僕は爪が伸びていれば切ります。

とはいえ、もともと身だしなみに気を遣うタイプでは無いので、今みたいに忙しかったりすると気付いたらクッキリ長くなってたりして、これをピシピシ切るのもまた、せいせいして心地よかったりするのです。

さて、いい感じに伸びた爪に気付いて爪切りを取り出したのですが、ここでふと、足の爪から切ろうなどと妙な気を起こしてしまう。

靴下を脱ぎ、大きな足の親指の爪は特にタフネスなので、爪切りを立ておもむろに力を込める。

〝バキッ!〟

乾いた音を立てて散ったのは、爪ではなく爪切りでした。
テコの部分のプラパーツが割れて保持を失ってしまったので、修繕のしようもありません。

爪切りなんて100均ですぐ買えるし、と思いつつも中津には100均が無いので、本庄方面への遠征を余儀なくされました。


さて、いざ100均でブツに直面してみますと、テコ部分が金属のものがない。
ついさっきプラの耐久性に問題が出たばかりなので、それはどうだろうと手が止まる。

消耗品という訳ではないので使用頻度と使用期間を考えれば、どうせならもうちょっといいヤツを買ったほうが結果的に賢い買い物になるだろう。
ここまでくればライフも近い。100均を冷やかしで出て、ちょっといい爪切りを求めて足を伸ばしてみる事に。


ライフでは靴コーナーでのタイムサービス終了のアナウンスに迎えられ、サンダルも履き潰したことを思い出し、少々臍を噛みながら衛生用品コーナーへ。

そこで見つけたのは、「匠の技」と書かれたこのオールステン製爪切りでした。

普通のもあったのですが、こちらもテコ部分がプラ製だったので若干印象が悪かったのと、ガジェット好きの血が騒いでしまい、1600円弱という僕の爪切りの常識を遥かに超える値段の高い壁を、ベリーロールで大見得切って飛び越え購入。

ついでにバーゲンの秋物衣料を買って、靴コーナーの仇をとり溜飲を下げて帰る。


さて、実際の使い心地はどんなものかと、取り出しましたこの爪切り。
実は今回、恥ずかしながら〝足用爪切り〟というものがある事を初めて知りました。

今回の事故が足の爪を切る事に耐えられなかった事に端を発している事に鑑みれば、いまの僕には実に納得できるところです。

この爪切りは足用ですが、極端にカーブした刃先を使って、変形しがちな足爪に対応しやすいところが特殊というだけで、パッケにも書いてあるとおり手にも使えます。

切れ味はパチリ、パチリ、といった軽い感じで、通常品のパチンッ!と叩き切る感じに近いのに対し、ちゃんと切ってる印象。

これは頑丈な足の爪においても同様でした。



大きく開いたレバーで長めのストロークがあり、ゆっくり確実に切ることで切った爪が飛び散り難くなります。

最近では標準装備といえる飛び散り防止カバーが付いてないので、下に紙を広げて丁寧に切る必要がありますが、昔ながらの作法にノスタルジーを感じつつ、何となく儀式めいて価格面の思い入れにより有り難みが増します。

カーブ刃は確かに足指の丸まった所に綺麗に端まで沿うように切れて便利。
総じて道具としては中々のレベルで満足できました。
この値段も手作りならむしろ安いと言ってもいいか、それは言い過ぎかちょっと悩む程度。


ただひとつ、ヤスリが付いてないのだけは納得できませんが。  

Posted by チェリー2000 at 19:25Comments(0)よもやま!

2012年10月13日

友ありて

〝まっすぐに ノコ引くことの 難儀さよ〟

とは、僕ことクォーター俳人のチャールズ・与謝蕪ロン村が、ノコギリで木を切ることが素人にとって如何に難しいかを、素朴に表現した事でお馴染みの一句ですが、この句を詠むきっかけとなったと伝えられているのが、この本箱なのです。



ご覧のような二段三連本箱が





棚板を正面に移すことで、マガジンラック形態にトランスフォームするという機能性本箱。

発想自体は単純なものですが、これがいざ形にしようとすると図面どおりには行ってくれません。

それは単に設計段階で考慮が足りなかったり、見落としがあったりといった、根本的なミスもあるのですが、製作段階で問題が生じるケースとして、〝設計通りに部材を切り出せなかったが故に、他の部材との組み合わせに生じた歪みを修正しながらの作業〟という困難にぶち当たってしまうことがあるのです。

手を加えれば加えるほど、修正箇所がさらに増えていく不安に駆られながらの作業は、いつ崩れるともしれない暗闇のトンネルを、もはやアテに出来ない図面を頼りに突き進む高倉健主演「海峡」状態。

〝もうダメかもしれん…〟と思いながらも修正に次ぐ修正の結果、あちこちガタガタで見栄えしないながらも、なんとか無理くり形にしました。
MDF材のため、防水の意味でも塗装をするつもりなんですが、塗膜の厚みぶんでまた計算違いが出やしないかと欺瞞を払拭できていません。

とはいえ本番までもう時間もないので、見切り発射で二号機に取り掛かり始めます。
本来は仕切りごとにラック型と本箱型に変えられる予定だったのを実現できなかったので、改良を施して設計し直しました。

技術的にも多少コツを掴めてると思うので、もうちょっとキレイに仕上がるんじゃないかという予定。
  

Posted by チェリー2000 at 18:23Comments(0)よもやま!

2012年10月11日

ラビリンス 

バイト尽くしが終わり、今度はうってかわって19日に向け準備中な訳ですが、数字上でみるよりずっとタイトな状況に、正直ちょっと後悔しつつあったりするこの頃です。

2つ作る予定の本箱一号が、試行錯誤と思い違いと道具の不備などが相まって、一応形にはなってるもののちょっと強度面に不安を覚える感じに出来上がってきてるので、ボンド硬化待ちの年期があけたら実際に物を積み込んでテストして補強の必要性を確認してみようと計画する一方、本箱二号は経験を生かしてぴっちりした作りを目指そうと、森脇健児「遊・わ〜く・ウィークリー」なみに心に誓っています。

二つ作る理由は、二つ並べるとだいたい本箱三つぶんになって売台に丁度いいだろうというのがある訳ですが、よく考えたら箱三つぶんが丁度良かったかどうだかうろ覚えなことに気付く。
まあ台の上でどんな並べ方にするかは基本自由なので、いざとなれば何とでも出来るでしょう。

そんな事を思案しながら、ちまちま材料を加工しておりますと、お隣のおばあちゃんに声をかけられる。
ひとしきり世間話をしていたついでに、かねてから疑問に思っていたお隣の間取りに話が及ぶ。

なにが疑問だったのかというと、長屋状に繋がってるウチの台所にある換気扇が、お隣の方に向かって付いているのは、どこに向かって排気してるのだろう?という事。
わりと夜中に大きめのボリュームで映画とか見てても、特に気にも止めてない様子なのは、実は壁で繋がってないのじゃないか
と思っていたのです。

すると、どこの琴線に触れたのか中に上がり込んで間取りを見て行ってくれ、と返事も聞かずに中に入っていくじゃありませんか。
突然はじまった「建物探訪」。
饒舌に間取りの説明と経緯を話すおばあちゃんに、こころもち渡辺篤史のモノマネを加えた相槌で返す僕。
中は想像以上に広い間取りながら、けっこう入り組んだ作りになっており、初めて一人で上がったら軽く迷子になりそうな作りで、かなり詳細に見せてもらった結果、お隣との接合部分は二階のアパートへの階段になっており、ウチの座敷はその階段の下あたりに位置するようなので、音が直接響く事は無いみたいでした。
台所あたりになるともう完全に繋がってない模様。

古い密集住宅の割に、音関係に関してはユルい物件である確証を得たのでした。


探訪を終え、渡辺篤史の憑依を解いた僕は、ふたたび本箱のビルドアップ作業に。
とにかくできる限りの努力はしようという事で、品選びと値札の準備を並行してやっていると、なにやらこんがらがってきてしまうのですが、果たして一週間後にはこの迷宮を抜け出せているのでしょうか。
  

Posted by チェリー2000 at 20:30Comments(0)古本屋

2012年10月09日

秋は死にますか

今日で四天王寺の古本まつりが終了。

当然バイトも今日が最終日になるのですが、僕はこの最終日に導入される500円詰め込み放題というのが未体験ゾーンで、どうやらコイツがノルマンディー級の阿鼻叫喚を生み出すともっぱらの評判。

とにかく今日は失敗の無いよう、混乱に飲まれないように、と肝に銘じて戦場へと出撃。
大阪の二百三高地こと上町台地を、さだまさし『防人の詩』を脳内に流しながらチャリで疾走。

現場では開戦前に混雑を回避するべく、前日に考案した体制に売り場をトランスフォームし、万難を排していざ営業開始した訳なんですが、これがわりと肩透かしのパラパラ豆鉄砲が飛んでくる程度。

想定外の客足の鈍さに、営業的にはともかく個人的には少し胸を撫でおろす思いでいました。
が、昼食後に、これまた想定外の伏兵・睡魔が襲いかかる。
眠気に朦朧とするなか、意識を保つのはなかなか厳しく、二百三高地のはずがいつの間にか八甲田山状態になっていました。

まあ、そうはいっても秋とは思えないほど暑いくらいの陽気でしたし、凍って歯が立たない握り飯どころか、暖かい味噌汁付きの弁当をご馳走していただいたので、むしろハイキングコースでしたが。


最終的にバイト代で懐まで暖めて帰投。

このあとはボチボチ下旬の江之子島古書ノ市に向けて準備をはじめようと思ってたら、こっちは19日かららしく、あまりボチボチとも言ってられないかも知れません。

とりあえず新型本箱の作成が優先事項なので、弾はいざとなったら棚から持って出しでいいや。


ちょっとこの秋はオーバーワーク気味な気がしますね。



どり蔵は留守番多めに。  

Posted by チェリー2000 at 22:56Comments(2)古本屋

2012年10月07日

備えあればうれしいな

いい季節になってまいりました。
なにより夜が涼しくてぐっすり眠れるのが本当にありがたい。

眠れるとなると、どこまでも寝てしまいそうな秋の僕な訳なんですが、明日はまた四天王寺の古本まつりバイト後半戦が始まります。
この週末は通常営業でのんびり出来たので、緊褌一番、ビシッと決めていこうと思います。
まあ祝日とは言え、後半戦ともなると客足はそれほどでもなくなるでしょうから、たいして気合入れるほどの忙しさにはならないでしょうが。

そんなバタバタしている中、たまたま早く起床したので、隙を縫って本棚用に木材を調達しにコーナンへ行きました。

本来は常設の棚に入れるにはジャンルが定まらない類の本・雑貨類を、その都度イベント的に置けるレジ前のラックみたいなものを作りたいという所に端を発した計画でしたが、月末の即売会に急遽出店が決まったので、ボロい木箱の代わりにもなるサイズで設計しなおしてみた訳です。

素材は安さを重視してMDF材を選択。
既に頃合のサイズのものが揃ってるので、切る手間が少なくて済むのも魅力。
長い部材を作る必要があったので、ここだけカットサービスを使おうかと思ったのですが、どんなド下手糞でもまっすぐ切れるという新兵器、ソゥガイドの実力の程を知りたかったので、今回は全部自前切りで行くことに。

結論としては、長い部材を切り出すには、それ相応の準備ができないといけない事が判明しました。
説明書を見れば書いてあることだったんですが、やっぱりそこは実際やってみないと判らんもんなんですね。


ただ、Zソー自体はザクザクよく切れるし、ソウガイド自体も使い方が身に付けばかなり便利なシロモノであることに間違いはないと確信いたしました。

即売会で利用する為に、二つ用意しなくてはならないので、次は失敗を活かしてしっかり準備してもっと綺麗で簡単に仕上げられるのでないかと妄想していますが、木ダボ+接着剤で固定する計画と、これも割と初チャレンジなので、ここでも予想外の苦戦を強いられる可能性はあります。

まあ総じて言えるのは、作業台のひとつもない中で素人がやる事はそれなりである、という事です。

問題は一応それを商売にしているクセに、即売会に向けてなんら準備が出来てないし勝算もないという点ですね。
  

Posted by チェリー2000 at 20:37Comments(0)よもやま!

2012年10月04日

毎日がスペシャル

「おたんじょうびおめでとう!」といえばファミコン版「ウィザードリィ」で年齢を重ねた際に表示されるメッセージとしてお馴染みであり、かつ、「ヘラクレスの栄光」ゲームオーバー時の「おびただしいりゅうけつ!」に並ぶ心に響くお間抜け平仮名メッセージですが、今日はまさしく僕の生誕日なのです。

そしてそれは今日が古書の日でもあるという事なのです。

そんなジャストなタイミングで、本日より開催された「四天王寺の古本まつり」。
残念ながら、僕と同じ誕生日である大阪古書組合公式キャラクターのコショタンは現れませんでした。
誕生日くらい休ませろやって事なのかもしれませんが、僕はバッチリ働いてました。

まあしかし考えようによってはバイトがあるのもある意味ギフト、雨も午前中に止んでくれたのはある意味ギフト、二時間遅れの営業開始でも、それなりに来客があったのも、今日一日が無事に終われそうなのも、かけがえの無いギフトであると言える訳で、特にそれ以上の物を望もうと言うのは欲のかきすぎというものでしょう。
エッブリディがスペッシャルという奴です。

と思ったけど、そういえば今日お客さんに焼き鳥ひと串もらったけど、あれをギフトだと思うともうちょっとなんとかならんかったかと妙な欲が出るのだから、人の心はシュールであり飛んでイスタンブールであります。
もちろん恨まないのがルールです。

明日も朝からバイトだし、店を閉めてさっさと寝て夜だけのパラダイスとさせて頂きます。


タイトル詐欺気味である事をいちおう謝罪しておきます。  

Posted by チェリー2000 at 23:57Comments(0)よもやま!

2012年10月03日

夢想花

ついにマインスイーパー上級レベルをクリアできました。
初手はもちろん、クリアまでにはある程度のギャンブルに勝たなくてはならない、その為に可能性の絞込みをかけまくる工程が、非常にヒリヒリするマインスイーパー。
絞込みを積み重ねてきた回数も増えるため、中盤以降、堅い手がなくなってからの緊張感は中々のものです。

シンプルで確かな進行ルールの中に、不確定要素が適量溶かされた優れたゲームデザイン。
本気でも暇つぶしにも丁度いい、バンドルゲームの鑑ですね。

どちらにしても、これをこの忙しい最中にクリアするというのも如何なものかと言われれば返す言葉もございません。


まあ目が回るほど忙しいのか、というと移動距離が長いとか、制限時間が細かいとか、朝が早いとかといった飛び回って気ぜわしい系の忙しさなわけですが、飯の用意をしてたら本当に目が回ってきました。
これはたぶん更年期でしょう。

とりあえず理不尽なめまいに腹を立てた僕は、腹いせに腹一杯になるまで米を詰め込んでグッタリしてみました。

明日は8時起きです。  

Posted by チェリー2000 at 23:55Comments(0)よもやま!

2012年10月02日

アレの秋

日曜日の予定だった運動会が台風で盛大に流され、漂着した今日、火曜日は完璧な秋晴れのもと開催されました。
僕はジムでシャワーを浴びてから、昼前頃に参加。

去年に比べ、知ってる子がグッと増えたので、あちこちでご挨拶をするなか、エフロネットさんもお子さんの観戦に訪れていて意外なご挨拶。
午後の後半戦は騎馬戦・バトンリレー・そして組体操と、運動会の花形演目が続きます。

近年はモンペの吊し上げによって、激しめのプログラムは削除orマイルドに変更される傾向にあると聞きますが、組体操とかまあまあ高さのあるピラミッドやってたり、思ったよりも頑張ってました。

僕らの頃にはピラミッドは最後降りるんじゃなく潰れてたし、人間ドミノ倒しからの人間大砲とかもあったなぁ、とか思い出してましたが、よく考えたらあれは中学の時でした。
まあ人間大砲のネット役で、頭の上に降って来られる事故を経験した僕としては、あれは廃止で正解だと思いますが。

秋の高い空のもと、のんびり過ごしましたが、明日からは忙しくなります。
まずは四天王寺の古本まつり。
本番は明後日からですが、明日は設営のお手伝い。
開催期間は来週の火曜までで、毎回盛況の即売会なので、野外にかかわらず各店なかなかのブツを持ってきてると思われます。

本部バイトの僕は充実の100均コーナーが楽しみ。

そんな訳で会期中は土日以外の営業開始時間が1~2時間押してしまう事になりますので、ひとつよしなに。

しばらくは本だDIYだサイクリング大会だの日々で、これぞ秋満喫と言えるのでないでしょうか。  

Posted by チェリー2000 at 19:46Comments(0)古本屋