2012年12月18日

勝ちに必然なし 負けに偶然なし

いつも来ては政治的な発言を一方的にまくし立てて帰るお爺ちゃんは、どうやら今回の選挙の結果にある程度満足しているようで、数年の間には景気が良くなっていくだろうと話して帰りました。

実際がどうかは知りませんが、自民政権にそれなりの期待をして投票した人もいるにはいるんだな、と思いつつ、結局ライバルの自滅と投票率がだだ下がりした事で、囲い込み効果が十分に出たという面も否定できない気もしなくもない。


まったくの政治音痴の知ったかぶりには何の真理も無い訳ですが、この映画が長期政権を維持できなかった理由は見ればわかります。

「イルザ シベリア女収容所/悪魔のリンチ集団」

かの悪名高きエロモンド映画〝イルザシリーズ〟の三作目にして最終作です。

シリーズではあっても特にストーリー的なつながりがないのは、前作「イルザ アラブ女収容所/悪魔のハーレム」同様。
無駄なゴアシーンと無駄なお色気シーンを失笑しながら見る点も変わらぬ味わいです。

しかしながら、今回のイルザは序盤でスターリンが死んで権力の座から転落し逃走、残党+αのメンバーで売春組織を作ってメイクマニーに勤しむという小悪党ぶり。
まあもともと権力に寄生してやりたい放題やるという点では小悪党感あった訳ですが、やはりスケールダウンの印象は否めません。

あわせて無駄に過去に固執した挙句、ヤブヘビで自滅というアホさ。

後半が安っぽいスパイ映画になった為に最大の売りであるはずのダイアン・ソーンの脱ぎ代が激減と、欲を出して変化球を投げたらすっぽ抜けの棒球になってしまってました。

なにより金も権力も、好色で残酷な性癖を満たすための手段であり、それ故に失墜するイルザの業が描かれなければ、イルザシリーズである意味がないのではないか。
そりゃあシリーズ終了するわけです。

イルザのキャラ一本で押し切る勇気が無かったのが悔やまれますが、とはいえ、B級ダメ映画を偏愛する人には見逃せないダメ映画です。

そう考えると観る側のほうが業が深いとも言えなくもありません。



次回もシリーズに止めを刺した映画、「キング・オブ・デストロイヤー コナン2」を紹介する予定です。  

Posted by チェリー2000 at 23:15Comments(2)DVD