2014年08月17日

君と僕の甘酸っぱい挫折

下鴨神社の古本まつりが昨日で終わりました。

僕は金曜しか行って無いんですが、事と次第によっては緊急ヘルプが要請されうるという話だったので、何事もなく終了したようで晴れてミッション・コンプリートとなったもようです。


片道二時間は見とかねばならない距離、滅多に行く事がない場所と、引きこもり体質の僕としてはイレギュラーの宝庫。

まず中津に停まらない阪急京都線に乗るという非日常から始まります。
長時間になるし座れるようにと梅田から乗り込むと、歩きながらいきなり背もたれを動かし、自分の座る場所を対面から独立シートに速やかに隔離するお姉ちゃん。
なるほど、と手馴れた動作にも感心しつつその結果生み出された対面シートに座る事になる僕。
正面に座ったのは、どこか似た雰囲気の固太り中年男性コンビ。
こちらはこちらで手馴れた感じで車内を撮影して、ふたりしてコンパクトに座席に納まる。
朝早いため、多くの座席がブラインドを下げ居眠りに備えるなか、このふたりはまず車窓からの景色を楽しむ事にしたもよう。

自分の側のブラインドを下げ、録音したラジオのボリュームを下げ、軽く目をつむり居眠りモードにはいる僕。
ふと目を上げると前のふたりもブラインドを下げ、足を軽く広げ浅めに腰掛け、軽く仰向けにのけ反るような姿勢で左手で右手を握りこれまたコンパクトに安定した姿勢で居眠りをしている。
ふたりとも全く同じ姿勢なので、何かマニュアル化されたものなのではと思われました。

似たような中年男がちんとイスに納まってる感じが、タンデム乳母車に乗る双子の赤ちゃんのようであり、どっかの民芸品の人形のようでもあり妙にユーモラス。
このふたりは終点まで時々起きては車外の景色を見たりしてました。


ちょっと遅れたものの一応オープン準備に間に合い、一日の段取りを聞いてからは例によって眠気と暑さをひたすら耐えながら、組合を辞めて以来なかなか話す機会もなかった他の古本屋さんの話を聞いたりしていました。

大人というのはそれぞれの生き方の中から、それぞれの流儀を生み出し身に付けていくんだな、と。


帰りの道中、盆休みという事も会って親子連れを多く見かけましたが、子供はたいていグッタリやボケーとしており、行動の主導権を完全に親に任せ、生きた荷物と化していました。

親だって疲れてるだろうに。
しばしば無条件に称えるられる子供ですが、やっぱり基本は体力、忍耐力、集中力、計画力などほとんどの点で大人は子供を凌駕していると確信します。

子供が勝るのは吸収力と時間がある事ぐらいじゃないでしょうかね。
そして彼らもいずれはそれぞれの流儀を身に付け、電車で二人並んでちんとイスに納まる中年になるのでしょう。


大人って素晴らしいですね?  

Posted by チェリー2000 at 23:44Comments(2)古本屋