2015年04月09日

マイ☆ドク マイ☆ヒーロー

まいど!

そんな柄にない挨拶ではじめたい気分にさせられる映画、「マイドク」を鑑賞。


ずいぶん古い作品で、当時ちょっとだけ話題になってたので記憶にあるのですが、まず意味不明なこのタイトルに目を引かれます。
というのもタイトルロゴの下に

「いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか」

が併記してあり、これが本来のタイトルで「マイ」と「ドク」を取って縮めたものだとわかるからです。


なんだそりゃな感じですが、この珍奇なタイトルはやっぱり邦題で、原題は「DEATH WARMED UP」とクレジットされてました。
意味は“だいぶ具合悪い”ということなので、まあ作ってる側も自覚してるレベルなんだろうと察するも、そこはクズ映画観ることには慣れてますから、むしろどれくらいダメか逆に期待が膨らむというもの。

そんな事を思って見てると、ザラついた映像で兄ちゃんがだだっ広い芝生の中を走ってくる光景に既視感を覚える。
なんかに似てると思ったら「バッドテイスト」のロケーションと非常によく似ている。
それもその筈で、この作品もおなじニュージーランドの映画でした。

たぶん当時の向こうの一般的な町並みなんじゃないかと思われますが、正直かなり田舎っぽい。

この兄ちゃんがマイケルなんですが、いそいで病院に入っていくと、マイケルの親父とハウエル博士の口論を目撃。
どうやら不老不死の研究を一緒にやってたっぽいのですが、ハウエル博士のマッドぶりについて行けずにモメてる模様。

ただこの際、親父は“これ以上息子を実験台にしないでくれ!”と叫んでいて、この親父もだいぶアカンところまで踏み込んでるのに、今さら何に引っかかって協力を拒むようになったのか気になりますが特に説明はありません。

そんな不気味な話を聞いてパニックに陥ったマイケルくん、その場から一目散に逃走。
しかしどうしてか逃走失敗し、博士に追い詰められる。
パニックで大汗かいてるマイケルくんに“ひどい汗じゃないか、シャワーを浴びたまえ”と、状況考えない提案になんとまんまと乗ってしまうマイケルくん。

それどころか先程までのパニック状態が嘘のように全力でシャワーを堪能するマイケルくん。

ついさっき自分の父親に殺害予告をしていた人間に、全裸で背中を向けられる神経の太さにこっちが戸惑っていると、まんまと注射で昏倒させられるマイケルくん。
件の研究の成果なのか怪奇大作戦「狂鬼人間」状態にされて両親をショットガンアタックで殲滅すると、心神耗弱ということで角に無理やり作ったような窄まった三角部屋の精神病院に放り込まれる羽目に。

冒頭だけでこれほどカオスな展開。
その後、タイトル通りドクター・ハウエルに復讐すべくハウエル博士の病院島みたいなところに、彼女となぜか友達のカップルまで連れて戦いを挑みにかかり、なんかよくわからないけどハウエル博士を殺害。

友達のカップルは死んじゃったけど復讐を果たしたマイケルくん、車で逃走中なぜか下車してそこに切断した高圧線が降ってきて感電死して完。

なんじゃこりゃ。
当時「宇宙船」かなんかの広告で見て以来、記憶の片隅に残り続けていたカルト作品でどこかで少し期待していた自分がいた事を、いざ観終わったあとの感情の揺り戻しから知るという、これもまたダメ映画を観る醍醐味かもしれません。

敢えてオチまで書いたのは、まかり間違って何か期待して観てしまう人が出ないようにという仏心からです。

しかし貴方も、そんな時間をドブに捨てるような行為にエモーションを感じてしまう因業者であるなら、ネタバレなんか気にするような繊細なタチではないでしょうから、勇気を奮って手を出してみるのもいいかも。

まあ当時の僕がなけなしの小遣いでビデオ借りて観てたらブチギレてショットガンアタックかましたくなったでしょうけどね。  

Posted by チェリー2000 at 22:26Comments(0)映画