2020年01月05日

昭和ブルース

人間には2種類あります。

ヤクザ、ヤンキー物で感動できる人間とそうでない人間の2種類が。


僕は嫌いです。

嫌いなんですが、古いヤクザ映画に関しては観ることもあるのは、濃い役者の濃い芝居が見れる点に惹かれるからなのです。
ということで今日のお座敷劇場は菅原文太主演「懲役太郎 まむしの兄弟」。


僕的に菅原文太といえば「トラック野郎」シリーズの桃次郎。
桃次郎をよくご存知ない方のために大雑把に説明すると、寅さんに凶暴性を足して童貞臭を抜いた人物で、抜いた荷物を土産にトルコ風呂に繰り出し、乳飲み子の世話をしてる嬢とコトに及ぶといった粗雑さです。

現代的価値観でみると地獄絵図ですが、それも厳しい現実を生き抜く図太さ、逞しさとして笑い飛ばす感覚で、当時は週末のテレビで普通に流れてました。

そんな時代が悪いのか、それとも俺が悪いのか、割とセンシティブな事柄についても細けえことはいいんだよ節でぶん投げがちな昭和のおっさんな僕なんですが、反社会的勢力はフィクションでも嫌いなんですな。

この「まむしの兄弟」の菅原文太はコメディと言うこともあってか、ほぼ桃次郎と同じキャラクターなんですが、話自体は典型的ヤクザヒーロー物でどうも受け付けませんでした。

ここで我ながら不思議なのは、高倉健の任侠モノは別に嫌いじゃないし、田宮二郎の「犬」シリーズなんかはむしろ好きだったりすることで、必ずしも反社だから駄目って訳でもない点です。

人間、自分に心当たりある悪事には寛容になるものらしく、逆にあまりにも自分と無関係な悪事に対しても鈍感だったりするようです。

そうすると僕のチンピラ・アレルギーは、昭和のヤンキー全盛時代に対極で10代を過ごした必然と言えるかもしれません。

なのでここは胸を張ってフォントを大にして言いたい
「この映画は好かん!」  

Posted by チェリー2000 at 20:06Comments(0)映画