2010年08月29日

なりきられ

世の中には沢山の物語が作られ愛されていますが、そういったものに心を支配され日常生活に支障を来たす人も居るようで、ネットを見ていると、ときどき作品の登場人物になりきった人たちが、全く関係の無い人をその登場人物として、否定にも聞く耳を持たず付きまとう、といった話を目にすることがあります。
こういうフィクションに同期してしまう心理の根本が何なのかは判りかねますが、作り物は作り物として、適当な距離を保って楽しみたい物です。

そんな訳で「変態村」を観ました。
いかにも同期したくない、するべきでない感満点のタイトルです。

物語はドサ周りの歌手が、養老院らしき施設で歌うところから始まります。たいへんショボいステージです。
この歌手は毎年このコンサートを行ってるらしく、すでに院内の人達とも見知った仲のようで、ステージが終わったあとも名残惜しまれます。
その惜しまれ方が、〝楽屋に来たおばあちゃんに手取られ、股間に押し付けられながら「歌いながら口説いてたでしょ!」と迫られる〟とか〝職員に「みんなあなたに会いたがってるの、忘れないで。わたしを忘れないで」と迫られ、ギャラの袋の中にメッセージ入りの自分のヌード写真を入れられる〟といった、なかなか痛いもので、「うわぁ、変態だなぁ」といきなり納得しちゃうのですが、実はここは〝変態村〟とは全く関係ありません。

〝変態村〟とはその後、あらたなステージに向かって車を走らせていたら、途中で故障して立ち往生してしまう所のことで、そこからが本編。

本編といってもこれといった話らしい話は無くて、しかたなく止まったペンションのオーナーが痛い人で、主人公の兄ちゃんを逃げた女房〝グロリア〟にキャラ認定され、監禁・暴行。
更にこのグロリア、実は村人とも通じていたらしく、村人にまでキャラ認定され追い回される羽目に。

これがこの映画のほとんど全てです。

〝あばずれ〟と呼ばれ、村中から執着されるこのグロリアって、なにモンなんだよ!?というのだけが気になる映画でした。

キャラ認定こわいなぁ。

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Posted by チェリー2000 at 19:35│Comments(0)映画
 
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