2011年01月16日

なんて言うんですか緊張感

昨夜は早めに店を切り上げて、外国人アーティストの誘いに乗ってみることにしました。
どうせなら初日のオープニングセレモニーに参加したほうが面白いだろうとの思い付きで、立案から実行までなんとなくで行った締まりの無い電撃作戦です。

予定時刻間際にやってきた女性客二人組が、なかなか良い筋の本を買ってくれたので、売り上げも思ったよりあったのは拾いものでしたが、〝次来ようと思っても道わからへんな〟と話し合っていたことにいくらかの心残りが。

「半ば道に迷いながら、たまたまたどり着いた二度と行けない名店」というのは僕も時々みつけますが、ウチもそうなってしまってるんだなと再認識。
立地としてはこの辺で一番メジャーな通りだと思うのですが、なにしろ中津自体が分かり難い区画構成ですからしかたがない。

さて、そんな分かり難い中でもとりわけ入り組んだところにあるのが今作戦の目標、ギャラリー「パンタロン」。
小さい上にかなり過疎化が進んだ印象もある中津商店街から、更に脇に入った住民以外立ち入らなさそうな長屋に並んである「パンタロン」は存在自体は知っていたので迷わず行けましたが、普通なら通って良い道なのかさえ躊躇してしまう立地ゆえ、初めて訪れた人はまず最初に迷った旨を問わず語りに話し始めています。

中では既に数人が、各々に話したり展示物を見たりしています。
ここで僕は自分がまったくの外様である事を理解します。
なにしろ「パンタロン」の人とは一面識もないし、つながりと言えば言葉の通じない3人の白人女性ですから、入ったもののどこからとっかかって良いものやらさっぱり分かりません。

ひとりで突っ立ってても間抜けなので、とりあえず良く分かりもしない展示物を見て回ることに。
本当になんのゆかりも無いところに飛び込んだもんだ、としみじみ感じる。

そうこうしていると、例の3人組がこちらにやってきました。
と思ったら3人でなく4人になってる。

追加メンバーは通訳の人でした。
ちょっと面長になった滝川クリステル風の通訳さんは、帽子をかぶった様に分け目が無く襟足を大胆に刈り上げた、懐かしのハウスマヌカンを思わせるヘアスタイル。イカス。

そうして意思の疎通が可能になって、アメリカ人で無くドイツ人だったということ、このイベントの為にわざわざ来阪したということなどが判明。
そして向こうには〝なぜ昼開けないで夜遅くにやってるの?〟という質問から、僕がぐうたら古本屋であることが判明。

その後、最初に店にやってきたブルネットの人がやってきて〝70~80年代のロボットの本は無いか?〟と訊ねられる。
一見するといかにもウチの店っぽい本ですが、たぶんこういう人の向きは大百科系のグラフィカルなものだと思い、ちょっと自信が無かったので〝何かあると思うけど、探してみる〟と答えました。

そうしてパンタロンのスタッフさんにお初のご挨拶の後、帰って在庫の類を調べてみるも、案の定、百科系はありませんでした。
読本系はちょっとだけ店頭にあるのですが、基礎知識ものは確かに今更感があったので眼中に無かった。
今後、外人さんが沢山来るとは限らないけれど、そう珍しいものでもないだろうし、懐かしがる人も居るだろうから品揃えとして揃えておこうかと思います。

しかたないのでとりあえず約束通り、店を開けて待っていると一人でやって来たので、一応あるものを見てもらい、一冊買って帰られました。
〝自分の趣味ですか?〟と訊ねると、答えはイエスとの事。
欧州あたりでは「グレンダイザー」や「キャプテン翼」が社会現象的大人気だったという話だから、そういう事もあるんだろうな、と妙に納得しつつ〝みーとぅー〟と言っておきました。

なかなか得難くもいい経験でしたが、ひさしぶりに結構ちょちょまった。
とにかく言葉の壁はベルリンの壁より分厚いね。


Posted by チェリー2000 at 18:23│Comments(0)
 
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