2011年05月01日

黒の舟歌

GWに突入し、帰省やら旅行やらの大移動が始まりつつあるようです。

こうなって来ると、例年ではただでさえ少ない客足がガンダーラかイスカンダルくらいまでグッ遠のくのですが、今のところ平時と変わらない感じです。
まあいつもと変わらないのではあまりよろしくは無いのですが、無いよりはマシなので一応喜んでおくものです。


さて、ガンダーラやイスカンダルのように遠くはないものの、〝男の旅は一人旅 女の道は帰り道 所詮かよわぬ道だけど 惚れたはれたが交差点〟と「一番星ブルース」でも歌っているように、近くて遠いのが男女の仲。

そんな渚にまつわるエトセトラな事情から生まれた悲劇をまとめた一冊。
黒の舟歌
「美しき死体のサラン」

〝サラン〟とは韓国語で愛のこと。
この本のユニークは韓国における男女に絡んだ死亡事件を扱っているところです。

しかしこの惹句の〝監察医が泣いた〟はどうか思います。

〝男女〟〝愛〟〝死〟〝泣く〟と、いかにもなワードが散りばめられていますが、内容は、けっこう残念な事情や経緯から事件だか事故だかでお亡くなりになった話がほとんど。

看板に偽りありな感が否めません。

表紙に乗せられるとあれですが、いまだ男尊女卑傾向の強い韓国社会独特の価値観から起こった事件の脈絡が興味深く、各章が短めなのでサクサク読めてちょっとした暇潰しには悪くない本じゃないでしょうか。


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Posted by チェリー2000 at 23:13│Comments(0)古本屋
 
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