2011年07月23日

すこし ふじこ

最近買い取った藤子F不二雄の短編集。

僕はそんなに、この辺のレジェンド漫画家に思い入れが無いので、これまで読んでこなかったのですが、児童漫画で知られる藤子先生も短編ではブラックな作風を発揮していたことで有名なので、良い機会だから読んでみました。

短編SFにはありがちな価値観の逆転をあつかった〝視点を変えてみた〟系作品が多く、また思ったよりカニバリズムが沢山出てきました。

もちろんドラマとして進める以上、主人公は大変パニックに陥る訳なんで、食うものが食われる側になった時の心理を描く展開になるんですが、これはいかにも倫理派ベジタリアンが喜んで取り上げてそうだな、と思って〝藤子F 菜食主義〟でググったら、おおむね予想通りなのが出てきました。

僕が読んだ印象では、菜食主義を主張するような物とは感じなかったし、必ずしも肉食を倫理的に否定してるとも感じません。
どちらかと言うと、牛豚食うなら人が食われる事も本質的に矛盾が無いでしょ?っていう印象です。

まあ根本的に意思疎通が可能な知的生命を食用にする事に疑問を持たない、という点に無理があるので、そこまで深く突っ込む所じゃないとは思いますが。

だいたいF先生といえば「ハムサラダくん」のハムの方ですから。
肉食批判的立場から描いてると考えるのは、やや苦しいのではないでしょうか。
ちなみにA先生は偏食系菜食主義らしいです。

むしろカニバルねたを肯定的とも見れる視点から描き重ねているF先生に、別の意味の不気味さを感じましたとさ。

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Posted by チェリー2000 at 20:17│Comments(0)マンガ
 
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