2012年12月26日

I'll Be Back

例によってジム風呂に行く。

髪を乾かそうとドレッサーに向かうと、髪の毛が数本落ちていました。
短めの毛は細く柔らかい質感で、根元から先に向けてしなやかに細く抜けている様子は、カットを待つ事なく短命に終わったことを表しています。

かつてここで行われた悲壮な戦いと、その焼け野原を頭部に戴いた戦士の哀愁に心を馳せながら、冬枯れの街を帰路につくべくジムを後にしたのでした。


さて、過酷な運命にも屈せず、歩みを止めない者は伝説となり語り継がれるものです。
ハワードの生み出した英雄王「コナン」もまた、そんな伝説の男。

今回は予告通り、そんな「コナン」の長大な英雄譚を描いたシリーズを、二作目にして早くも終わらせた「キング・オブ・デストロイヤー」中心にご紹介します。
第一作「コナン・ザ・グレート」はコナンの村が、〝鋼の秘密〟を求める車だん吉の一団に襲われ壊滅。
その後、奴隷として売り飛ばされ、重労働の中でゴリラ化したコナンは気まぐれな主人によって知性と武術を叩き込まれ、屈強な戦士となった挙句なぜか自由の身に。
だん吉を疎んじた王様に抹殺指令を受け、死にかけたり、スケに死なれたりのすったもんだがあり、親の敵のだん吉を首チョンパで仕留め、自らの王国を求め新たな旅にでる、という話。
Ill Be Back
そして第二作目「キング・オブ・デストロイヤー」。
なぜか志を見失ったか、盗賊と組んで追われる泥棒稼業に身をやつしておりますコナン。
しかし結局、ふたたび依頼を受けて冒険に出るいつものパターンに。

前作がコナンの出自からその敵を追う、わりとダークな復讐譚だったのに比べ、今作ではビックリするくらい絵に書いたようなロールプレイングゲーム風展開。
旅の中でゴリラに退行したか、コナンが前作に比べただのウガウガ野郎になってる気がしなくもない。

怪物に変身する様が前回同様のダサいアニメーション合成でベタに作られてたり。

鏡の間の着ぐるみゴリラモンスターの弱点が周りの鏡全部で、襲おうとすると割られて悶絶を何度も繰り返すズッコケぶり。

扉の開閉を競う魔術合戦で、半開きのところで飛び込みゃいいのにバカ正直に成り行きを見守る追手。

イケてないところは確かに多いが、見た印象としては赤毛ものファンタジーの王道をいく映像と展開。
麿赤児みたいな魔術師とか、角刈りのフンドシ黒人女戦士とか最高にイカしてるじゃないですか。

思うにこのシリーズ、大河ドラマとして寅さんのように長く続けるつもりだったように見受けられます。
タイトルも原題では「蛮人コナン」「破壊者コナン」と、コナンが段階的にサクセスする事を示唆しています。

しかしながら、一作目同様エンディングにふんぞり返って座るコナンをバックに、〝~それはまた別のお話〟で終わりながら、その後、番外編とも言うべき「レッド・ソニア」が作られたにもかかわらず、コナンが作られなかったのは何故なのか。
それは〝鋼の秘密〟同様、明かされる事のない謎なのかも知れません。

こうして、さしもの英雄王コナンもハリウッドエンターテインメントの大地に根付かず、再び日の目を見ることは無く、短命に終わった…


かに思われましたが、なぜかコナン、去る夏ごろに帰ってきてました!
タイトルは「コナン・ザ・バーバリアン」、原題そのままってことはシリーズ再始動という事なんでしょうか?

陽はまた昇る、毛はまた生える。
何ごとも簡単に諦めてはいけない事を蛮人パワーに教わりますね。




薬でも治るらしいよ!


                                                                        
                                                           

宣伝
「ぷれこぐファイト」
http://precog.otaden.jp/e242049.html
「ぷれこぐ堂オークション出品リスト」
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/precogdo

入札されてない商品はお申し付け頂ければ、スタート価格で店頭販売可能なので目録としてもご活用ください。


同じカテゴリー(DVD)の記事画像
わが青春のトラウマ映画
戦いの海は牙で漕げ
検品洋画劇場「プルガサリ」
検品洋画劇場「マッドマックス」
青い稲妻が僕を責める
あたらしい友達
同じカテゴリー(DVD)の記事
 わが青春のトラウマ映画 (2016-12-25 17:47)
 戦いの海は牙で漕げ (2014-06-18 15:31)
 検品洋画劇場「プルガサリ」 (2014-05-15 20:15)
 検品洋画劇場「マッドマックス」 (2014-05-07 23:49)
 青い稲妻が僕を責める (2014-02-05 18:18)
 あたらしい友達 (2014-01-07 20:20)

Posted by チェリー2000 at 20:02│Comments(0)DVD
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。