2013年07月17日

納涼ホラー大会「ブレイン・デッド」

夏に抵抗しようと暇も無いのにホラー映画を観て、余計にしんどい思いをする事でおなじみの納涼ホラー大会。
納涼ホラー大会「ブレイン・デッド」今回は「ブレイン・デッド」。
正確には米国公開版の「デッド・アライブ」との事ですが「ブレイン・デッド」でいきます。

監督は前回の「バッド・テイスト」に続きニュージーランドの妖怪、ピーター・ジャクソン。

マザコン気味の男が、雑貨屋の娘に割りと適当な理由で言い寄られて動物園にデートへ行く事に。
その後をつけてきた男の母親が未開の島から連れてきた珍しい猿に噛まれたことで奇病に感染、ゾンビへと変貌してしまう。
ゾンビ化したしたことを隠してなんとか葬式もあげるが、看護士、町のチンピラ、神父と次々に襲われ感染拡大、ゾンビの存在を隠しながら地下室にかくまい続けるなか、遺産を狙った叔父に屋敷を強請り取られ勝手にパーティーを始められると、途端にゾンビに襲われ次々にゾンビ化。
心配して訪ねてきた雑貨屋の娘ともども大騒動に巻き込まれる中、男は自分を支配してきた母親の知られざる姿を知る事に…。


「バッド・テイスト」同様これもホラー・コメディで、人体破損を玩具にしているブラック・ユーモア感覚も完全継承。
ゴア描写および流血量は大幅増量、さらにホラーに付き物の若い女という要素も加わってますが、リアルな野暮ったい田舎女なのであまり期待を煽るようなものではありません。

基本的には典型的な隠し事ドタバタ劇ですが、ゾンビ以上に生きてる人間がでたらめで、コイツらだったら隠さなくても大丈夫なんじゃないかと思わなくも無い。
中盤、看護士ゾンビと神父ゾンビの間にゾンベイビーが誕生するトンでも展開がありますが、それ以上にその赤ん坊を連れて公園デビューする男が理解不能。
当然ここでも隠し事ドタバタ劇がおこり、それを納めるために赤ん坊を袋に詰め込んでボコボコにしばきまくる。

この映画はそういう不謹慎ギャグをジャクソンがやりたかっただけだと思われます。

そして大量に湧いたゾンビ軍団を芝刈り機で一網打尽にするあたりからのクライマックス展開は、もはや痛くもグロでもない清々しさ。
この突き抜けが評価され後の「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の名声へと続く事を思えば、やっぱり何事も全力でやりきる事が大事なんだと妙な感動と教訓さえ与えてくれます。

そんな一見の価値あるピーター・ジャクソンのフルスイング、長らく廃盤だったのが先の「バッド・テイスト」と共に再販されました。
正直ブート品じゃないかと思うくらい雑なソフト化ですが、これまでプレミア化して諭吉さんが出動せねばならなかった事を思えば、このカルト作品を1500円の良心価格で買える機会を与えてくれたのは僥倖と言えるでしょう。

いよいよ夏本番。
チビッコが無計画に捕まえたセミを持ってきて〝カゴを出せ!カゴを!〟と理不尽な要求を突きつけてくる理不尽な季節を今しばらく耐え忍んで参りましょう。

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Posted by チェリー2000 at 23:41│Comments(2)映画
この記事へのコメント
理不尽な夏もいよいよ明日から本番ですね~
でも40日の辛抱ですか~?
いや・・でも長いですね~
ちびっこと楽しんだもの勝ちですかね!!
Posted by sakitamaの母 at 2013年07月19日 11:45
今年の夏はリハーサルがほとんど無かったですから長く感じますね。
残暑も厳しいしとても楽しむ気分にはなりませんが、それでも日本は年の3/4が「寒い」か「涼しい」なので、まだマシだと言い聞かせて凌ぎたいと思います。
Posted by チェリー2000チェリー2000 at 2013年07月23日 13:18
 
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