2015年02月04日

日本よ、これが救出だ

僕が以前働いていたゲーセンは複合型施設で、新三国アルゴという箱の中にボーリングとかパチスロとかレストランとかが入っていましたが、老朽化を理由に解体して今はスパ銭とかも入ったアルゴ7として復活しています。

そんな個人的に馴染み深い名前がタイトルになっている「アルゴ」を観ました。
もちろん何の関係もありません。
日本よ、これが救出だ
実際にあったイランでのアメリカ大使館人質事件を描いたサスペンス映画です。

前述の事件で大使館から出て、知り合いのカナダ大使館に逃げ込んだアメリカ人職員を国外まで脱出させるために立案されたのが、SF映画「アルゴ」のロケハンメンバーに偽装して、民間航空で堂々と連れ出す奇策だったというお話。

フィクションだとコメディ紙一重な話ですが、事実なんだから志の輔がなんと言おうとガッテンせざるを得ない。

たまたまこの時期で、あのミミズの這ったような字が出るだけでちょっと怖くなるくらいだから臨場感は増しますし、僕はこの事件の結末を知らなかったので、最後までサスペンスフルに観れました。

まあとはいえ全くのノンフィクションって訳でも無くて、あきらかにこのタイミングでこの事態になってたかなんて誰も知るわけ無いじゃん的な危機一髪描写が沢山あるので、あくまで事実に基づいたエンターテイメント作品というところでしょう。

これは映画として正しい選択だと思います。
そんなナイスチョイスを決めた監督は主演でもあるベン・アフレック。

そしてこの映画のとにかく素晴らしいのはベン・アフレックの見事な演出手腕。
なかでも白眉は、本人がびっしり顔半分を埋め尽くすほどにヒゲを生やしており、これによりあのケツアゴの隠蔽に成功している点です。

あのケツアゴが画面にあっては、笑うか、人によっては少しセクシーな気分になるかして、どんなシリアスな場面も台無しになってしまう。
それをヒゲで巧みに偽装し、往年の草刈正雄みたいな風貌になることで見事サスペンスとして最後まで欺ききった。これはスゴイ!

“プロフェッショナル”
そんな言葉が脳裏に浮かぶ映画でした。

DVDにはご本人さん達が登場して当時を振り返る特典映像も入ってて、その話から映画とのズレを読み取れてちょっと面白いのですが、個人的にはプレス発表されていた雑誌なんかが残ってるはずなんでその資料を収録して欲しかった。

劇中ではあからさまな「スターウォーズ」と「フラッシュゴードン」のパクリだったのですが、実際はどうだったのか、当時の下馬評はどうだったのか、その周辺事情も気になります。


5段階で4

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Posted by チェリー2000 at 19:41│Comments(0)映画
 
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